Web上のテーブル情報を取得する方法(DataScraping)について紹介します。
Web上のテーブル情報というのは、Web上にあるExcelデータみたいな行列データのことです。
例えばこんなデータです。
ちなみにこれはYahooファイナンスのドル円の時系列データになります。
この情報をGetTextなどで一つ一つとるのではなく、まとめてデータテーブル型として簡単に取得する方法があります。
まずは、UiPathの上のDESIGNタブからDataScrapingを選択します。
Select Elementの画面が開くので、Nextをクリックします。
※日本語バージョン
そうすると、Elementを選択する画面になるので、取得したいWebのテーブル情報を選択します。
選択する場所は取得したいテーブル内ならどこでも大丈夫です。(テーブル内の一部分だけ取得したい場合は、取得したい場所を選択してください。)
クリックすると、以下の画面が表示されますので、表示されているテーブルの情報をすべて取得したい場合は「はい」をクリック、一部分だけ取得したい場合は「いいえ」をクリックします。(「いいえ」を選択した場合は★の手順をみてください。「はい」の場合は飛ばしてください。)
※日本語バージョン
★「いいえ」をクリックした場合、以下画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
※日本語バージョン
★次にElement選択画面となりますので、取得したい範囲を選択します。
★Columnの設定画面が表示されますので、任意に設定してください。
※日本語バージョン
次に、取得できるデータの内容が表示されますので、問題がなければFinishをクリックします。
その後、次のページを設定するかの確認画面が表示されますので、1ページであれば「No」をクリック、次ページもあるデータであれば「Yes」をクリックします。(「Yes」を選択した場合は☆の手順をみてください。「No」の場合は飛ばしてください。)
※日本語バージョン
☆「OK」をクリックした場合、Elementを選択する画面になるので、「次ページ」ボタンを選択します。この設定をすると、自動で次ページのデータも取得する仕様となります。
すべて完了すると、UiPathのメイン画面に戻り、以下のようなフローチャートが自動で作成されています。
取得したデータはExtractDataTableという名前のデータテーブル型変数に格納されています。
このデータを出力したい場合はWrite系のアクティビティでExtractDataTableを指定してください。(もちろん変数名は変更も可能)
ちなみにデフォルトでは変数のScopeがData Scrapingになっているので、気をつけてくださいね。
Web上のテーブル情報を取得する方法(DataScraping)の紹介でした。
画面によってはうまく取れないこともありますので、ご注意ください。